風の道

夏川里美( NATSUKAWA RIMI ) 風の道歌詞
1.会いたくて

作詞:安岡優
作曲:黒沢薫

「もう少し、あと少しだけ」わがままな恋心
言葉に出せないくせに どうして涙が出るの?

いつだってそばにいるよと 嘘つきね恋人よ
困らせてみたいのに優しすぎるの

会いたくて 会いたくて
目を上げれば今もそこに あなたの笑顔 だけど
会いたくて 会いたくて
鍵をかけた胸の奥に あなたの指が触れる それだけで

一人なら ほら強いのに 二人だと恋しくて
明日なら来なくていいなんて願う

会いたくて 会いたくて
耳澄ませばこんな近く あなたの鼓動 だから
会いたくて 会いたくて
重ね合った扉開けて あなたの心 もっと覗かせて

離れていても消えないように 抱きしめて

愛されて 愛されて
愛したって終わりのない 私の想いだもの
いつまでも いつまでも
望むものは ただひとつよ 私の全てそれは

会いたくて 会いたくて
鍵をかけた胸の奥に あなたの指が触れる それだけで


2.愛よ愛よ

作詞:宮澤和史
作曲:宮澤和史
編曲:京田誠一

遠く遠く登る阪道
足を止めれば追い越されてく
夢を見れば花火のように
殘る夜空の暗さがしみる
あなたがそっと微笑むだけで
溫かくなる人がいるから
がんばらないでたまには胸に
つかえた想い聞かせてほしい
愛(かな)よ 愛(かな)よ
いとしい人よ
この胸で眠りなさい

重い荷物一人でしょって
息を切らせば先を越される
急いで行けば短い命
のんびり行けば長い道のり
七色の虹追いかけていた
遠いあの日を思い出して
祭りの夜を待ちわびていた
あのときめきを忘れないで
愛(かな)よ 愛(かな)よ
泣きたい夜は
この胸で泣けばいい

あなたが笑顏忘れるだけで
心が痛む人がいるから
がんばらないでたまには人に
すべて任せる勇氣を出して
愛(かな)よ 愛(かな)よ
いとしい人よ
この胸で眠りなさい

愛(かな)よ 愛(かな)よ
いとしい人よ
この胸で眠りなさい


3.時

作詞:岩里祐穂
作曲:原一博

あの日 あなたが見た夢を
私に聞かせてくれますか
大きなビンキの樹の下で
いつもとおんなじ風が吹く

涙がハラハラリ... こぼれたら
ただよう夜風に訊ねましょう

時はながれる 想いを乗せて
明日はどこへ行くのでしょうか
帰らぬ人も 忘れた人も
みんな心に会えたでしょうか

今宵 私が見る夢を
あなたに話していいですか

笑顔がヒラヒラリ... 戻ったなら
尽きせぬ思いも届くでしょう

時はながれる 目眩(めまい)のように
いつか私がいなくなっても
世界は続く 続くのならば
誰もがきっとひとりじゃないさ

時はながれる 想いを乗せて
明日はどこへ行くのでしょうか
寂しがりやも 笑い上戸も
実りのうちに 抱きしめるでしょう


4.夏河~シアホー

作詞:岩里祐穂
作曲:梁剣峰

光 満ちる 黄色い大地を
祈る心は 歩きつづけた

水は流れ 照り映える森に
過ぎゆく今日を
生き抜くことだと知る

ぼくたちいつも 戸惑いながら
きっとこれから幸福になる
きっと きっと これから

あなた思い 歩いて行きたい
あなたとともに 歳をとれたらいい

風になりたい 想いのままに
夢追い人の ねがいよ 届け
いつか いつか 遥かに

人は母なる大地の子供
涯てなき愛で見守られてる

風になりたい 想いのままに
夢追い人の ねがいよ 届け
いつか いつか 遥かに


5.百万の星

作詞:文惠子
作曲:ヤンジョンス

遠く色のない空
ひとりきり見上げながら
声をひそめてどうか
それ以上泣かないでね

涙枯れたら気づくはず
いつもそばにいると
耳を澄ませば聞こえるでしょう
声にならない想い

百万の星になってあなただけを照らし続けて
もう二度と迷わぬようにずっと見守るから

いつか微笑みながら自由に飛べる日まで

赤くの染まる夕暮れの
流れ星それは私
海に浮かぶ波間の
銀の月それは私

泣き疲れても涙さえ
きっと生きる証
ひとみ閉じれば感じるでしょう
いつも心にいるから

百万の風になって悲しみだけ空に飛ばして
ひとりでも歩けるようにそっと支えたい

たとえ遠く離れていても
いつか巡り会うと信じてる


6.ずっと、憶えてる

作詞:村野直球
作曲:斉藤英夫

つぼみが朽ちたよ 突然の雨に
少し咲きかけていた
涙は止まらず流れてくのに
雨はあがっていった
少し 少しずつ
時は過ぎるけど
きみにできること 探せぬまま...
ずっと、憶えている ずっと、憶えている
あの日の空の色 風の匂いも
みんな、憶えている 全部、憶えている
いつか 話しかけた きみが見つけた夢も

一緒に歩いた この坂道を
今日も朝日が照らす
ぼくにできるのは
雨を責めること...
それとも許して 生きてくこと...
ずっと、憶えている ずっと、憶えている
笑い顔も声も 刺さる痛みも
ずっと、つながってる ずっと、愛している
いつか 胸の中で 花が咲いてゆくまで...

ずっと、憶えている ずっと、憶えている
あの日の空の色 風の匂いも
みんな、憶えている 全部、憶えている
いつか 話しかけた きみが見つけた夢も


7.掌の海

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

サヨナラと言われた朝に この世界 色褪せていた
いつの日か届けてくれた 花だけが赤く染まるよ

サヨナラと言われた朝に この世界 音が薄れた
いつの日か聴かせてくれた 歌だけがかすかに響く

教えてよ雨は川になり どこまで流れてゆくの
人の波に流されながら 溢れ出す この涙
掌の中で海になる

もう一度生まれ直して 温かいあなたの胸で
夢を見るその人よりも いつの日か輝いてみせる

想いではいつか砂になり 風にさらわれてゆくよ
人の波に流されながら 止まらない この涙
掌の海が溢れ出す

もう一度生まれ直して 温かいその掌を
握ってるその人よりも いつの日か輝いてみせる


8.ゆいま~る

作詞:猫田麻耶
作曲:Rimi&Chuei

口笛を吹きながら
白い小道を歩いてみよう
さとうきびに囲まれて
海へ続く道

小さな頃 手をつなぎ
二人仲良く通っていた
真っ青な海ひろがる
思い出の浜辺

陽射し 避けて 葉の陰で ふざけてくちづけ

みんな、みんな、一人じゃない
空に、海に、見守られて いつも いつも

貝殻の首飾り
ゆうなの花の髪飾り
遊び疲れる頃には
オレンジに染まる

一番星 瞬(またた)けば 心も踊るよ

みんな、みんな、一人じゃない
風に、雲に、見守られて いつも いつも

エイサー太鼓 聞こえたら 家(うち)を飛び出そう

みんな、みんな、一人じゃない
空に、海に、見守られて いつも いつも
みんな、みんな、一人じゃない
風に、雲に、見守られて いつも いつも


9.明日の君へ

作詞:野依美幸
作曲:羽佐間健二

触れる心 無邪気なまでに
明るさに包まれ
深い胸の 奥に沈めた
悲しみがよぎる
苦しまないで 泣かないで
君のそばにいるよ
悲しみ癒えるその日まで
いつもそばにいるから
流れる雲よ 風たちよ
希望のうた 奏でておくれ
この澄みわたる 青空の
優しさに包まれて

夢を信じ 自分信じて
歩いてきた君よ
辛い時は 辛いと口に
出していいんだよ
愛する人はいつだって
君を見ているから
揺りかごに揺られるように
安らぎをその胸に
思いのままに 羽広げ
ふわりふわり 明日の君へ
悲しみやどる その心
かかる虹に溶かして

流れる雲よ 風たちよ
希望のうた 奏でておくれ
この澄みわたる 青空の
優しさに包まれて


10.海の手招き

作詞:小椋佳
作曲:張濱/F.A.B

約束のように
夜(よる)が明ける
また新しい顔で
輝く海
今日が始まりの日と
誘う手招き
力足らず嘆く
絕望を静め
憧れを追えと
風を呼ぶ

無限の記憶を
波が歌う
人の愚かさに耐え
たゆたう海
ただ諦め知らずに
投げる手招き
地上のどの場所も
安らぎの祈り
ひたむきであれと
寄せ返す

母のように父のように
海の手招き
澱(よど)みの無い愛を
光に広げて
美しくあれと
胸を打つ

美しくあれと
胸を打つ


11.月の虹

作詞:新城和博
作曲:上地正昭

月の虹 願う夜に 独り 浜に降りれば
夜を呼ぶ 風の中に しずかな祈り

月の虹 願う夜に 想い 舞い降りれば
天を行く 風の跡に たなびく光り

叶わぬ想い 七色染め 人と島 つなぐ
涙あふれても 届かない 空に 月の虹
いつかこの胸に 抱きしめて
夜を 翔(か)けて

月の虹 願う人の ひとみ 深く 閉じれば
夢の中 祈りの歌 静かに響く

切ない想い 七色染め 人と島 むすぶ
そっと 口づける 愛のまま 空に 月の虹
いつかこの胸に 抱きしめて
願い かける

叶わぬ想い 七色染め 人と島 つなぐ
涙こぼれても 届かない 空に 月の虹
いつかこの胸に 抱きしめて
願い かけて

月の虹へ...